【ニュース】 麗澤大学、オホーツクミュージアムえさしと連携、化石の学術研究を地域観光資源に 北海道枝幸町

2018.08.30
麗澤大学(千葉県柏市、中山理学長)は、オホーツクミュージアムえさし(北海道枝幸町)が行う「歴史と文化が人をつなぐ交流促進事業」に協力する。

同ミュージアムでは、デスモスチルス(今から1400万年前に生息していた哺乳類)の化石調査を継続的に行い、オホーツク海沿岸の歴史・自然の研究と教育普及を行ってきた。
同大学では、「地域資源としてのデスモスチルスの活用の可能性」を探ることを目指し、観光学を担当する山川和彦教授のゼミと連携、共同作業を行う。

今回の連携では、デスモスチルスの学術研究という本来の目的に加え、北海道立枝幸高校総合文化研究部の生徒との交流の機会を設定。
オホーツク文化を含めた地域資源を「大学生の目線」から再発見し、「ふるさとの魅力」を地域住民と共有しながら、情報発信していくことを目標としている。

今後、9月4日に山川和彦教授とゼミ生4名が枝幸町入りし、9月5日~9日に調査活動と地域観光資源に関する視察を行う。
なお、調査ではドローンも活用し、今回の活動全般から地域PR動画を作成、その上で学生が専攻する外国語(英語・ドイツ語)による映像資料の制作まで行う予定だという。