【ニュース】 三菱地所、築60年のオフィスビル「大手町ビル」を大規模リノベーション、ハード面の改修に加え「(仮称)TechLab」などを開設 東京都千代田区

2018.07.03
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、1958年竣工のオフィスビル「大手町ビル」(東京都千代田区)の大規模リノベーション工事に着手する。

今回の大規模リノベーションでは、外壁・内装などを全面的に改修するなど、ハード面に加え、スタートアップ企業と大企業が交流する機能を随所に導入しイノベーションをより加速、大手町ビルが新たなビジネス創出拠点として生まれ変わることを目指す。

同ビルは、地下鉄5路線が乗り入れる「大手町」駅直結という良好な交通アクセスを有し、大規模フロアプレートでありながらも、小割貸付に適したフロア形状。
この優位性を活かし、多くのスタートアップ企業や大企業の先端技術部隊等の集積を図る。

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同社はこれまで、丸ビルの建替えを皮切りに、丸の内エリアで数多くの再開発プロジェクトに取り組んできたが、今回は建替えではなくリノベーションによる機能更新を図ることで、オフィスのバリエーションを増やし、様々なテナントニーズに対応するとともに、既存ストックの活用という社会的な要請にも応え、再開発により高層化する都市景観に新たな色付けを行うとしている。

なおソフト面では、「EGG JAPAN」「Global Business Hub
Tokyo」といった丸の内エリアのビジネス支援施設に加え、大手町ビルで展開している日本初のFintech集積拠点「FINOLAB」を拡張するとともに、SAPジャパン株式会社(東京都千代田区)と共同でAI及びIoT、ロボティクス等にフォーカスした「(仮称)
TechLab」を開設するという。

大手町ビルの所在地は東京都千代田区大手町1丁目6番1号、交通は東京メトロ丸ノ内線・千代田線・半蔵門線・東西線、都営三田線「大手町」駅直結。
敷地面積は1万496.03㎡、延床面積は11万1,272.00㎡。
構造・規模は鉄骨鉄筋コンクリート造・地上9階地下3階塔屋3階。
竣工は1958年4月。