2018.03.14
三菱地所株式会社は3月13日、農業事業に初めて参画すると発表した。
2月26日、農業ベンチャー企業である株式会社オーガニックソイルと共に設立した「株式会社メックアグリ」に出資。
今後は、メックアグリにおいて太陽光利用型環境制御ハウスを使い、高糖度ミニトマトの通年栽培を行う。

メックアグリの資本金は4億円、出資比率は同社が90％、オーガニックソイルが10％。
当初の取組みとして、太陽光利用型環境制御ハウス2棟（千葉市緑区）で、2019年度までに高糖度ミニトマト年間約80トンの生産・販売を目指す。

同社によると、国内でのトマト需要は拡大傾向にあり、中でも人気の高い高糖度トマトの需要は特に大きくなっているという。
オーガニックソイル独自の技術を使用した高糖度ミニトマトの通年生産により、安定的な収益が見込めるだけでなく、丸の内エリアの飲食店やエリアイベント等への導入を通した食によるエリアの活性化や、同社分譲済マンション居住者など多くのユーザーへの供給、空港運営など郊外開発事業との連携による雇用創出及び地方創生への貢献など、同社既存事業とのシナジー効果が期待出来ることから事業参画を決めたとしている。

今月より、千葉市緑区で太陽光利用型環境制御ハウス2棟（設置面積：4,356㎡）の設置に着手しており、6月より高糖度ミニトマトの初めての植付を行い、栽培を開始する。
メックアグリが使用する太陽光利用型環境制御ハウスは、気化熱による冷却装置やヒートポンプによる冷暖房装置等を備える通年栽培可能な高機能環境制御システムを導入した最新設備の為、年間を通して高糖度ミニトマト生産が可能だという。

新会社「株式会社メックアグリ」の所在地は千葉市緑区平川町
2270番地。
事業内容は農産物の生産及び販売等。
設立日は2018年1月23日。