【ニュース】 近畿大学の谷川大輔准教授など、リノベーションした築100年超の古民家で「ふくとみ・秋の収穫祭」を11月18日・19日に開催、空き家再生を通じ田舎暮らしの魅力を発信 広島県東広島市

2017.11.14
近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科の谷川大輔准教授と同学科の学生は、空き家のリノベーションを手掛けている東広島市福富町の築100年超の古民家で「ふくとみ・秋の収穫祭」を11月18日・19日に開催する。

谷川准教授は、2015年に同古民家を私財で購入。
自らが住民となることで、主体的に地域住民とまちづくりの在り方や古民家の活用方法を検討し、学生とともに古民家再生に取り組んできた。

クラウドファンディングで調達した研究資金で古民家を再建、今回は、成果報告と古民家見学を兼ねた同イベントを開催し、地方創生に貢献する。
学生は、地域住民と共同で行うまちづくり活動、古民家改修を通じ、実践的な建築を学ぶという。
20171114近畿大学

リノベーション後の母屋は、福富町への移住促進や情報発信の拠点とするとともに、日本文化や田舎暮らしを体験できる場所として活用するため、株式会社CAMPFIREのクラウドファンディングを活用。
土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建のための資金を調達した。
66人の支援を受けて、67万8,000円の活動資金を集め、かまどと囲炉裏を制作したという。

今回の同イベントは、クラウドファンディングの成果報告と、一般向けの古民家の見学も兼ねたもの。
制作したかまどや囲炉裏を使用し、学生らが福富町で採れた米や野菜を調理して振る舞うとしている。
なお同プロジェクトは、広島県で開催されている「ひろしま さとやま未来博2017」の「ココロザシ応援プロジェクト」にも採択されているという。

「ふくとみ・秋の収穫祭」の開催日時は11月18日・19日の10時~15時。
会場は広島県東広島市福富町下竹仁1240(敷地内に駐車スペース有)。
対象は一般の人(申込不要、参加無料、入退場自由)。