【ニュース】 大京、「(仮称)芦屋サステナブル共同住宅プロジェクト」が国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に採択 兵庫県芦屋市

2017.10.11
株式会社大京(東京都渋谷区、山口陽社長)はこのほど、国土交通省による「平成29年度(第1回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に「(仮称)芦屋サステナブル共同住宅プロジェクト」(兵庫県芦屋市)が採択されたと発表した。

「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」とは、住宅・建築物で「サステナブル性」という共通価値観を有する省エネ・省CO2や、木造・木質化による低炭素化で先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトを公募するもの。
第1回公募は今年4月24日~6月9日に行われ、同社の応募提案は、国立研究開発法人建築研究所のサステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)評価委員会の審査を経て採用された。
応募総数は24件、採用は10件。
20171011大京

同社による提案の内容は、中層共同住宅における「Nearly ZEM(省エネルギーと創エネルギーにより基準一次エネルギー消費量を75%以上削減した共同住宅)」の実現、災害時に自宅で生活が持続できる革新的な創蓄連携エネルギーシステムの導入と維持管理費の削減、地域の気候・特性を生かし生物多様性に配慮した緑化計画、六甲の心地よい風を取り入れた建築計画による住環境コントロール、物流効率化への貢献とIoT技術を活用した住生活の質の向上など。

評価委員会は、中層の分譲マンションに様々な対策を取り入れ、
Nearly ZEH(高断熱化と省エネルギー設備、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量をゼロに近づけた住宅)と同等水準を実現しようとする意欲的な提案だった点を「先導的」と評価した。
また、その波及・普及に向け、マンション購入者等に対し、同プロジェクトの取り組みを積極的にアピールすることや、事業後の水平展開についても期待が寄せられたという。

「(仮称)芦屋サステナブル共同住宅プロジェクト」の所在地は兵庫県芦屋市。
建物規模は地上5階・地下1階建て。
総戸数は79戸。