【ニュース】 京王グループと高山市、高速バス路線「飛騨高山線」を活用した貨客混載で飛騨高山の農産物を東京で販売 岐阜県高山市

2017.09.11
京王電鉄株式会社(東京都多摩市、紅村康社長)と岐阜県高山市(國島芳明市長)は、高速バスを活用した貨客混載により、飛騨高山の農産物を東京へ輸送し、販売する販路拡大事業を9月14日より開始する。

京王電鉄バス株式会社(東京都府中市、川杉範秋社長)と濃飛乗合自動車株式会社(岐阜県高山市、齋藤尚正社長)が共同で運行している高速バス路線「飛騨高山線」(新宿~飛驒高山間)で、新宿方面行きのトランクを活用し、高山市の新鮮な野菜や旬の果物等を定期的に輸送、株式会社京王ストア(東京都多摩市、川瀬明伸社長)が運営する「キッチンコート永福町店」(東京都杉並区)で販売するという。
20170911京王電鉄

同社グループは、1998年より高速バス路線「飛騨高山線」を運行しており、同市も昨年7月に同社が開業した観光案内所「中部地方インフォメーションプラザin京王新宿」に出展している。
また、今年5月には高山グリーンホテルとの連携強化を目的とした提携を締結するなど、同社グループと同市とは深い関係を築いており、今回の事業もこれまでに醸成してきた信頼関係により、同社グループのリソースを活用するスキームを同社と同市が協力して構築したもの。

同市は北アルプスなどの高い山々に囲まれた中山間地域で、冷涼な気候と昼夜の寒暖差、豊富な水など、地域特有の自然の恩恵を活かし、野菜や果物などが育てられている。
関東ではまだ馴染みが薄いが、飛騨トマトや飛騨ほうれん草などに代表される農産物の一大産地だという。

販売する農産物は9月14日に輸送し、9月15日より販売を開始する。
以降の販売は毎週火曜日・金曜日の予定(輸送は前日に行う)。
販売店舗は「キッチンコート永福町店」(東京都杉並区永福
2-60-31、京王井の頭線「永福町」駅直結1階)。