【ニュース】 阪神電鉄とJR西日本が初の共同開発、ホテルと商業施設が入居する複合ビルを阪神本線・大阪環状線福島駅近くで2019年春に開業予定 大阪府大阪市
2017.05.10
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)と西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)は、阪神電鉄が所有する大阪市福島区の福島5丁目所在の土地とその土地に隣接するJR西日本が所有する同7丁目の土地を初めて共同で一体的に開発、ホテルと商業施設が入居する複合ビルを建設する。
開業は2019年春の予定。
両社がそれぞれ所有する土地(大阪市福島区)は、大阪環状線の福島駅より徒歩3分、阪神本線福島駅より徒歩6分の好立地だが、その土地の形状などから、十分な活用が図られていなかった。
今回、土地の高度利用を目的とする協議を進め、共同で一体的に開発する計画の合意に至ったとしている。
同事業により、国内外から関西へ訪れる観光客増加に伴う宿泊施設の不足に対応するとともに、沿線の利便性をさらに高め、「住みたくなる」
「行ってみたくなる」沿線づくりを推進するという。
建物のうち、ホテルゾーン(地上1階から12階)には株式会社阪急阪神ホテルズが入居予定。
東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を控え将来的な客室不足が懸念される中、ビジネス客のほか、ファミリー客をターゲットに据え、約
250室の宿泊主体型ホテルとして、近接するホテル阪神と一体的運用を図る。
商業ゾーン(地上1階から3階)のテナントには、エイチ・ツー・オー リテイリンググループの株式会社阪急オアシスが入居予定。
事業主体は阪神電気鉄道株式会社・JR西日本不動産開発株式会社。
計画地の所在地は大阪市福島区福島52番1、同7丁目2番1の一部。
敷地面積は2,584㎡(阪神所有分:1,785㎡、JR西日本所有分:799㎡)、延床面積は1万1,079㎡(予定)。
建物規模は地上12階建て。
建物用途はホテル、商業施設。
2017年8月に建築工事着工予定、2019年春に開業予定。