【ニュース】 ESCCAと南三陸町、地域課題の解決に特化した研究所「Next Commons Lab」を本格始動、起業家を募集 宮城県南三陸町

2017.05.02
株式会社ESCCA(宮城県南三陸町、山内亮太代表)と宮城県南三陸町はこのほど、地域課題の解決に特化した研究所で、次の社会をつくるためのプラットフォームとなる「Next Commons Lab」(NCL)を南三陸町で本格始動した。
一般社団法人NextCommonsLabとパートナーシップを組み、各プロジェクトを推進する。

南三陸には、豊かな水産資源のほか、町面積の77%と言われる森林や、海からほどなく現れる里山など、未利用の資源が眠っているという。
NCLでは今後、持続可能な社会作りに向けたプロジェクトを立ち上げ、起業家を誘致する。

誘致した起業家は、最長3年間のベーシック・インカム(月額約16万円程度の最低生活保障)を受けながら3年以内の起業・事業開発に取り組むと同時に、自分たちの手で理想の暮らし方や働き方を実践。
地元の人や資源と深く関わりながら活動をすることで、地域を活性化し、持続可能なあたらしい社会を作っていく。
各プロジェクトでは専門的な知識や技術を有する地元プレーヤーや企業、大学などがパートナーとなり、技術や知識を受ける、また共同で事業を立ち上げるなど、起業を加速させるという。

また、持続可能性の確立に向けた課題や可能性のリサーチ、各プロジェクトの社会的インパクトの評価など、科学的、経済的分析機能を有したサステナビリティ・センター(仮称)を組織として整備し、各プロジェクトと連動させていくとしている。

なお同プロジェクトは、南三陸町地域おこし協力隊事業の一環(事業主体:南三陸町)として実施するため、起業家の応募資格については、同協力隊の条件を満たす必要がある。

第1回NCL南三陸説明会の開催日は5月14日、会場は銀座ユニーク
G301大会議室(東京都中央区銀座5丁目14-6橋ビルⅡ)。
同日、スペシャルキックオフイベントも開催する予定。
詳細は株式会社ESCCA(NextCommonsLab南三陸事務局)まで。