【ニュース】 国土交通省、全国初、庄交コーポレーションが実施する民間誘導施設等整備事業計画を認定、コンパクトシティ推進へ 山形県鶴岡市

2017.04.04
国土交通省は、株式会社庄交コーポレーション(山形県鶴岡市、國井英夫社長)が鶴岡市内で行う民間誘導施設等整備事業計画(コンパクトシティ施策の一端を担う、市内中心部でのホテル等の大規模改修)について、都市再生特別措置法第96条第1項の規定により、4月1日付で同計画を認定した。

同事業は、鶴岡市の立地適正化計画(コンパクトシティ推進に向けたマスタープラン)で定められた都市機能誘導区域内で、「誘導施設」として設定されている「集会機能を備えたホテル」「バスターミナルを備えた商業施設」「スポーツ施設」の3施設について、老朽化が進んでいることから大規模改修を行うもの。
これにより、各施設の機能維持・強化による生活利便性の向上、中心部の賑わいの創出、公共交通のネットワーク強化、さらには耐震改修による防災性の向上が期待されるとしている。
20170404庄交コーポレーション

同事業の対象となる施設は、東京第一ホテル鶴岡(集会機能を備えたホテル)、S-MALL(バスターミナルを備えた商業施設)、プラスワンつるおか(スポーツ施設)。
鶴岡市の立地適正化計画(平成29年4月1日公表)で定められた都市機能誘導区域内の北端、JR鶴岡駅前広場西側に位置する。

事業者の庄交コーポレーションは、山形県庄内地方で路線バス事業などを手掛けてきた庄内交通(現在は持株会社に移行)を起源とし、東京第一ホテル鶴岡、S-MALL、プラスワンつるおかなどを事業部門に持つ、庄交グループの中核企業。
当該地区では、バスターミナルを中心に、ディベロッパーとして開発を手掛けてきた。

なお、計画の認定を受けた民間事業には、都市再生特別措置法に基づく特例(金融支援等)、租税特別措置法・地方税法に基づく税制上の支援措置等が設けられている。

事業施行期間は平成29年1月16日~平成30年4月30日。
誘導事業区域は山形県鶴岡市錦町2番21他。
面積は3万406.67㎡。
事業者は株式会社庄交コーポレーション。
事業の名称は東京第一ホテル鶴岡他改修事業。