2017.03.22
東京建物株式会社（東京都中央区、野村均社長）は3月21日、福岡市早良区の西新エルモールプラリバ跡地で、既存建物である商業施設を減築し、高層住宅を増築する「（仮称）西新プロジェクト」について、総合設計制度の手続きを開始したと発表した。

同プロジェクトは、既存建物の老朽化に伴い、平成27年7月に営業を終了した「西新エルモールプラリバ」の建替え事業。
同事業では、計画地内にある福岡市営地下鉄「西新」駅から地上への通路・階段を維持し、地域の活性化に貢献する商業施設の早期開業を実現するため、既存の商業施設を8階建（約2万9,400㎡）から4階建
（約1万㎡）の商業施設へ減築・改修したうえ、同敷地内に新たな高層住宅を増築する手法を採用した。


新たな商業施設は、総合設計制度の活用により、公開空地を充実させ、駅周辺の歩行者スペースやバス待ちスペースを整備することで、交通結節機能を強化するとともに、屋上に緑化広場を新設することで、地域の憩いのスペースの創出を図る。
また、福岡市交通局の協力を得て、新たに2ヶ所のエレベーターを設置することで、「西新」駅のバリアフリー動線の更なる拡充も予定している。

同社では、福岡市の西部広域拠点である西新エリアに新たなランドマークを創出することで、同プロジェクト周辺の活性化に貢献したいという。

「（仮称）西新プロジェクト」の所在地は福岡市早良区西新4丁目1番1、交通は福岡市営地下鉄「西新」駅直結。
用途は店舗・共同住宅・駐車場。
敷地面積は約4,200㎡、延床面積は約5万1,000㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上40階地下2階建、高さは約140m。
店舗は地上4階地下2階建、店舗数は未定、総住戸数は約330戸、駐車台数は約200台。