【ニュース】 伊賀市と伊賀鉄道、伊賀線の列車内を三重県産の木材で木質化、新たな観光需要を創出し県産木材をアピール 三重県伊賀市

2016.10.25
伊賀市と伊賀鉄道株式会社(三重県伊賀市、加藤千明社長)はこのほど、伊賀線の列車内を三重県産の木材で木質化して伊賀線忍者列車の魅力を向上させるプロジェクトを開始した。

同プロジェクトは、来年度から公有民営方式での運行が予定されている伊賀線の維持存続をかけた「伊賀線忍者列車の魅力向上プロジェクト」として、伊賀線を走る緑忍者列車1編成2両の車両内装を三重県産の木材で木質化し、新たな観光需要創出を図るというもの。
あわせて、快適な車内空間づくりとともに、同線利用者に県産木材を身近に感じてもらい、森林を支える社会づくりへの理解も深めてもらうという。
工事は10月17日に着工しており、12月に完成する予定。

同プロジェクトの事業費は2,440万円(消費税抜き)。
同県の「みえ森と緑の県民税市町交付金」の交付を受け、同市の費用拠出で伊賀鉄道が実施する。

プロジェクトの実施に際しては、「ふるさと応援寄付金ガバメントクラウドファンディング」で12月6日まで募集(目標金額は571万9,000円)。
ガバメントクラウドファンディングとは、自治体が実施する事業に対し、
「応援したい」思いをふるさと応援寄付金で実現できる制度。
通常のふるさと応援寄附金の仕組みと同様に所得税などの控除の対象となる。