【ニュース】 伊藤忠都市開発、学生専用住宅の開発事業に参入、第一号物件は390戸規模の「武蔵小杉」 神奈川県川崎市

2016.04.07
伊藤忠都市開発株式会社(東京都港区、寺坂晴男社長)は4月6日、マンション開発で培った機能・ノウハウ、伊藤忠グループ企業とのシナジーを活かし、地方から都市部に流入する学生や外国人留学生を対象とした学生専用住宅の開発事業に参入したと発表した。
第1号物件では、川崎市中原区の「武蔵小杉」エリアで390戸の大型開発を実施、2017年春の竣工・入居を目指す。

同社によると、少子化の進行により日本の学生数は減少傾向にあるものの、地方から都市部へ流入する学生数は安定しており、今後は外国人留学生の増加も予測。
一方、現在の学生寮の市場ストックは築年数が古いものが多く、最新の良質な学生専用住宅の開発事業は潜在ニーズが見込める有望分野だとしている。
20160407伊藤忠都市開発

同社が開発する学生専用住宅のブランド名は「CREVIA WILL(クレヴィア ウィル)」とし、「クレヴィア」ブランドのマンション開発で培ったノウハウをハード・ソフトの両面で応用。
顧客目線で付加価値を高めた「学生が成長する住まい」を開発するため、既存学生寮の学生へのヒアリングや、地方の受験生を持つ親世代・子供と離れて暮らす親世代へのアンケートでニーズを把握した。
さらに大学や企業(採用担当者)が求める学生生活を送る住まい像も探り、「安全・安心」「健康」「成長」を基軸とし、「コミュニケーション力と国際性を育む住まい」を開発コンセプトに据えた、新しいタイプの学生専用住宅を提供する。

第1号物件となる「武蔵小杉」では、全室に浴室トイレを設置し、入退館管理システム、24時間有人管理、フロア別セキュリティ、専門医の電話健康相談サービス、館内フリーWi-Fi、LINE活用の情報提供システム、トレーニングマシンのあるジムスペースなど、充実した設備・サービスを提供。
さらに、1階のカフェテリア・ラウンジ・テラスの大空間や各階のキッチン付リビングなど、コミュニケーションを育む語らいの場をふんだんに配置する計画としている。

「クレヴィア ウィル武蔵小杉」の所在地は川崎市中原区市ノ坪399-1他(地番)、交通はJR横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅より徒歩
12分、東急東横線・目黒線・JR南武線「武蔵小杉」駅より徒歩14分な
ど。
構造・規模は鉄筋コクリート造・地上7階建。
総戸数は390戸(ゲストルーム1戸を除く)。
専有面積は11.51㎡~12.0㎡。
竣工は2017年2月予定、入居は2017年3月予定。