【ニュース】 積水ハウス、復興拠点となる施設「県立大野病院附属ふたば復興診療所(仮称)」 の建物本体工事を9月18日より着工 福島県楢葉町

2015.09.17
積水ハウス株式会社(大阪市北区、阿部俊則社長)は、「県立大野病院附属ふたば復興診療所(仮称)」 (福島県楢葉町)の建物本体工事を9月18日より着工する。

同診療所は、全町避難した自治体では初めて9月5日に避難指示区域が解除された楢葉町をはじめ、双葉郡の復興と住民の帰還後の生活を支える復興拠点となる施設。
同社は、福島県が実施する「県立大野病院附属ふたば復興診療所(仮称)整備事業」に、株式会社不二代建設(福島県いわき市、白岩不二男社長)との企業グループで応募、事業者として選定されている。
2015年12月に竣工し、2016年2月に開業する予定。
20150917積水ハウス

楢葉町は、町の復興に向けた基本計画となる「楢葉町復興計画」と、それに基づく「楢葉町土地利用計画アクションプラン」をとりまとめ、楢葉町及び双葉郡の復興を最前線で支える「多様な人々が集う生活・産業・交流拠点」の形成を目指し、土地利用計画を具体化し、整備事業を進めている。

同診療所は、帰還する町民の暮らしの再生と町の復興のため、町内事業者の再建とあわせて生活機能の集約を図りながら、落ち着いた暮らしができる生活拠点の形成を目指し計画された「コンパクトタウン」エリア内の医療・福祉施設ゾーンに位置する。

同社は、これまでの災害公営住宅をはじめとする公共事業建築実績による円滑な業務遂行や、医療・介護施設の専門コンサルティング組織
「医療・介護推進事業部」による、患者の診療環境やプライバシー、高齢者に配慮した設計、工場生産システムによる高品質な建物と短工期を実現する施工体制で、住民復興拠点の早期整備に貢献するとしている。

「県立大野病院附属ふたば復興診療所(仮称)」の所在地は福島県双葉郡楢葉町大字北田字中満地内。
敷地面積は2,026.40㎡、延床面積は499.03㎡。
構造は軽量鉄骨造平屋建。
工期は2015年9月18日~12月29日(2016年2月に開業予定)
診療科目は内科、整形外科。