【ニュース】 福岡市と西日本鉄道、天神ビッグバンを支える新たな交通プロジェクトを始動、第⼀弾としてデザイン性の高い連節バスを導入し、都心部と周辺部駐車場を接続 福岡県福岡市

2015.04.17
福岡市と西日本鉄道株式会社は、天神ビッグバンを支える新たな交通プロジェクトを始動、第一弾として、デザイン性の高い連節バスを平成28年度に2台導入、「天神」「博多」「ウォーターフロント」の都心3拠点間を繋ぎ、その周辺部にある駐車場を結ぶ、公共交通で移動できるシステムを構築する。
同システムは、マイカーを都心周辺部の駐車場に停めてもらい、都心部は公共交通ネットワークで効率良く繋ぐというもの。
「天神ビッグバン」が進行する天神地区は、国家戦略特区などによる誘導策などにより、付加価値の高いビルへの建替えなどが進む地区。
ビジネスやショッピング・憩いをはじめ、人・モノ・コトが交流する新たな空間が生まれ、これまで以上に多くの人が活動する一方で、過度に自動車に依存しない、ひとを中心とした「歩いて出かけたくなるまち」に生まれ変わるとしている。
20150417%E5%A4%A9%E7%A5%9E%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%B3.jpg


「天神ビッグバン」とは、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。
雇用創出に対する立地交付金制度の活用や創業支援・本社機能誘致など、ハード・ソフト両面からの施策を組み合わせて推進する。
天神地区では、10年間で30棟のビルが建て替わり、床面積が1.7倍の30万㎡増加、雇用者数は約6万人の増加を見込む。
今回発表した同システムは、「天神」「博多」「ウォーターフロント」の都心3拠点間を公共交通でスムーズに移動できる移動手段として、分かりやすくデザイン性の高い連節バスを平成28年度に2台導入、都心部とその周辺部にある駐車場を結ぶというもの。
連節バスや鉄道との乗継強化などによる新たな交通システム(都心循環BRT)を形成し、バス路線を再編するとともに、都心周辺部に駐車場を確保、公共交通機関等で都心部まで移動できる新たな交通プロジェクトに、福岡市と西日本鉄道が協力して取り組む。
福岡市は公共空間における整備(バス停上屋、走行環境改善等)を担当、西日本鉄道株式会社は運行および運営に必要な施設整備(整備場、連節バス車両等)を担当する。
今後はさらに、連節バス15台を導入、シンボリックなバス停を設置するほか、他モードとの乗り継ぎなどを円滑にする充実した情報案内を設置する予定。
停留所は、主要停留所のみの快速運行で、頻度は10分間隔を予定しているという。