【ニュース】 朝来市商工会、「城跡学ゆるキャラ『たけじぃ』」が保育園で授業を開始、天空の城「竹田城跡」の歴史を次世代へ伝承 兵庫県朝来市

2014.12.17
朝来市商工会(兵庫県朝来市)は、天空の城で知られる「竹田城跡」の歴史を次世代に継承する目的で、ゆるキャラ「たけじぃ」を活用した「城跡学」の授業を、12月15日より市内の保育園で開始した。
「たけじぃ」は同商工会の青年部が企画した竹田城跡のマスコットキャラクター。
今年9月、朝来市の公認キャラクターになったばかりだという。
同商工会では、今回の取り組みを機に、「たけじぃ」を竹田城跡の歴史や文化を伝承する、日本初の「城跡学ゆるキャラ」として育てていく方針。
今後は、子ども達の反響をみながら、全国の幼稚園や小学校にも伝えていきたいという。
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「城跡学」の授業は、ユニークな旅がらすに扮した商工会青年部員が「たけじぃ」とともに「紙芝居」を披露する形で進行する。
ストーリーも10分以内に収めるなど、子供達が「たけじぃ」とともに楽しみながら竹田城跡の歴史を学べるよう工夫した。
完成した紙芝居は縦80cm、横116cmの台付木枠に、高度な写真と描画技術を駆使したイラスト7枚で構成、一見して手作りとは思えない完成度だという。
初の「城跡学」は朝来市内の「竹田こども園」と「枚田みのり保育園」の園児約100人を対象に行われた。
園児達はいずれも「たけじぃ」とともに熱心に紙芝居に見入っており、突然の質問にも正確に答えられるなど、子供達に竹田城跡の歴史が伝わったことが確認されたとみている。
同商工会管理業務課の丸岡史宏さん(28歳)は、「子供達が紙芝居の途中で飽きてしまうのではと心配しましたが、安心しました。やはり『ゆるキャラ』の求心力は凄いですね」と語った。