【ニュース】 NTTコミュニケーションズと三井不動産、ICTを活用した「安心安全な街づくり」の実現に向けた検証を久屋大通公園で9月18日より開始 愛知県名古屋市

2020.09.15
NTTコミュニケーションズ株式会社(東京都千代田区、丸岡亨社長)と三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)は、
ICTを活用した「安心安全な街づくり」の実現に向けた検証を、
2020年9月18日より開始する。

同検証は、現在、Park-PFI制度を活用した事業としては全国で最大規模の再整備が行われている、久屋大通公園(名古屋市中区)の北エリア・テレビ塔エリア(全長約900m、面積約5万4,500㎡)での公園整備運営事業の一環として実施するもの。

公園内地下広場(旧もちの木広場)の防犯カメラ映像をNTTコミュニケーションズのAIを使用して解析し、防犯や事故防止に活用するほか、匿名化・統計化されたスマートフォンの位置情報データを使用して来園者の行動を解析、施設運営やマーケティングに活用する実験を行う。

NTTグループはこれまでにも、札幌市や千葉市などで、データの利活用やMaaSなどをテーマにした取り組みを行ってきた。
海外では、米国ネバダ州ラスベガス市で、街中のカメラ映像や各種センサーなどから収集したビッグデータを活用し、事故の防止や防犯に貢献しているという。

一方、三井不動産は、同公園の指定管理者として公園の維持管理を担ってきた。
今回、NTTコミュニケーションズと連携した検証を通じ、より効率的で安全性の高い公園管理を目指す。
両社が共同で、ICTを活用した公園運営の効率化に向けた連携を行うのは今回が初となる。

なお、公園内地下広場に設置した防犯カメラ映像の解析では、不審者の追跡や、迷子の捜索などに迅速に対応可能な警備体制の実現を目指すほか、「車いす・白杖の物体検知」機能によるサポートが必要な人の検知や、「転倒検知」機能による転倒・うずくまり動作の検知を行うと共に、「人数カウント」機能による混雑状況の把握なども行う。

検証期間は2020年9月18日~2021年2月末(予定)。