【ニュース】 宮崎市、宮崎ブーゲンビリア空港に実物大の「大根やぐら」を設置、日本農業遺産認定に向けPR活動 宮崎県宮崎市

2020.01.14
たくあんの原料用となる干し大根の生産量が日本一の宮崎市は、1月11日~17日の期間、宮崎ブーゲンビリア空港1階オアシス広場に実物大の「大根やぐら」を設置する。

同市では、12月上旬~2月上旬頃、竹で組み立てた高さ6mにもなる巨大なやぐらにびっしりと大根を干した「大根やぐら」が姿を見せる。
中でも同市の田野・清武町域には約300基のやぐらが組み立てられ、その風景は宮崎平野の冬の風物詩になっているという。

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同市では現在、「日本一の干し大根と大根やぐら」をシンボルに、日本農業遺産への認定を目指す取り組みを進めており、同空港での「展示」はそのPR活動の一環。
冬の風物詩となっている「大根やぐら」は近年、高齢化などで農業を取り巻く環境が厳しさを増しており、この伝統農法を含め、地域の農業の営みを次世代に承継する取り組みが求められているという。

2回目となる今回は、前回よりもさらに現地の大根やぐらの雰囲気を味わえる演出を実施。
大根やぐらの大きさも昨年度よりもサイズアップし、現地のやぐらと同じ寸法で展示、展示する大根もレプリカから本物を大幅に増やした。
来場者は、実際に大根干しの体験ができるほか、新たな試みとしてVRもで大根やぐらの雰囲気を体験できるようにしたという。
その他、会場では大根やぐらで干された大根の漬物やお茶等のふるまいを実施、田野町・清武町の特産品販売(13店舗)も実施する。