2019.07.19
日鉄興和不動産株式会社（東京都港区、今泉泰彦社長）はこのほど、同社が事業協力者として参画している「宮崎台カメリアマンション建替え事業」（川崎市宮前区）で、6月9日に「宮崎台カメリアマンション建替組合」を設立したと発表した。

同事業は、「マンション建替え等の円滑化に関する法律」による容積率の特例と、川崎市初となる要除却認定の取得等を活用したもの。
今年3月に区分所有者全員合意をもって建替え決議が可決され、5月に同市による建替組合設立認可を受けている。
建替え後は、15階建て・総戸数56戸のマンションとなる予定。

「宮崎台カメリアマンション」は、東急田園都市線「宮崎台」駅より徒歩1分に立地し、RC造・地上3階建・総戸数18戸のマンションとして1979年に竣工。
築40年を経過し、設備配管の老朽化、壁面のひび割れの発生、バリアフリー未対応に対する不安等の問題を抱える状況にあったという。

同社はマンション再生に係る初動期（耐震診断の実施や建替えと修繕との比較検討等）より同事業に参画、権利者と協働し、事業検討を行ってきた。
同社は今後、同組合設立を受け、参加組合員として参画、同組合より保留床を取得し、分譲事業を行う。

建替え事業の所在地は川崎市宮前区宮崎2丁目9番地1、交通は東急田園都市線「宮崎台」駅より徒歩1分。
敷地面積は1,209.00㎡。
延床面積は建て替え前が1,826.86㎡、建て替え後が約5,670㎡。
構造・規模は建て替え前が鉄筋コンクリート造・地上3階地下1階建、建て替え後が鉄筋コンクリート造・地上15階地下1階建。
総戸数は建て替え前が18戸・建て替え後が56戸。
竣工は2022年5月（予定）。