【ニュース】 国立がん研究センターと三井不動産など、柏の葉エリアでの次世代医療技術・ヘルスケアサービス開発に向け基本協定書を締結 千葉県柏市
2019.06.25
国立研究開発法人国立がん研究センター(NCC、東京都中央区、中釜斉理事長)・三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)・みらかホールディングス株式会社(東京都新宿区、竹内成和社長)の3者はこのほど、がんのCure(治癒)とConquer(克服)を目指し、柏の葉エリア(千葉県柏市)での次世代医療技術・ヘルスケアサービス開発のための連携と協力に向け、基本協定書を締結した。
柏の葉エリアは、国立がん研究センター東病院や先端医療開発センターなど、アカデミアや研究機関が集積している場所。
がんの治癒と克服を実現するためには、産・学・医の協働によるオープンイノベーションの促進とともに、住民コミュニティや街づくりとも連携した「産学医」に、さらに「街」を加えた研究を進めていくことが重要となることから、今回の連携に至ったという。
3者は今後、それぞれの強みを活かし、密接な連携・協力の下にそれぞれの役割を担うことで、柏の葉エリアにライフサイエンス拠点を形成、この地域から次世代の医療技術・ヘルスケアサービスを創出し、これらの成果を日本全国、さらには世界に向けて発信、拡大していくことを目指す。
連携・協力内容は、3C(Conquer and Cure Cancer=3C)を目指した研究・技術開発のインキュベーション機能やインフラ整備、アカデミア・民間企業に対するコンサルテーションのワンストップ化、様々なアカデミア機関や民間企業との連携の構築など。
なお三井不動産は、最先端の研究が可能なウェットラボやクリエイティブオフィスなど、新産業を創出する「場」の整備を行うとしている
「(仮称)三井リンクラボ柏の葉」の建設予定地は千葉県柏市柏の葉6丁目6番1他、交通はつくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅西口よりバス約6分。
敷地面積は約1万8,000㎡。
入居時期は2021年(予定)。