【ニュース】 住友商事、京都市の「元白川小学校(元粟田小学校)跡地活用」事業で、文化事業と賑わい事業を融合した文化複合施設を設立 京都府京都市

2018.03.16
住友商事株式会社(東京都中央区、中村邦晴社長)は、今年1月18日に契約候補事業者として選定された「元白川小学校(元粟田小学校)跡地活用」(京都市東山区)について、3月15日に京都市と基本協定を締結した。
今後、住友商事と京都市・地域住民の三者による事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を行っていく。

同社では、同開発のコンセプトを「地域との共存を重視し、文化事業と賑わい事業を融合した文化複合施設」と定め、同コンセプトに従い、地域のシンボルとなる「ミュージアム・ホテル」を開発し、ホテル運営者を誘致した上で、長期に亘り安定的に運用していく計画としている。

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「ミュージアム・ホテル」では、客室やロビーなどに京都の伝統工芸品を展示するとともに、「ギャラリーショップ」を設置し、京都の伝統文化・工芸品を展示・販売する予定。
地域文化を伝道する文化交流スペースとして、国内外から多くのゲストを惹きつけることで、地域の賑わいを創り出していくという。
屋外は旧小学校の校庭を継承し、様々な地域イベント開催に利用することができる「コミュニティ・ガーデン」として再整備し、地域交流の促進に貢献。
また、「コミュニティ・ガーデン」に併設した半屋外空間「にぎわいデッキ」を整備し、屋内の自治会活動スペースとの一体利用が可能になる計画としている。
地域に受け継がれてきた伝統と文化を大切に受け継ぎ、同施設を末永く愛される地域のシンボルとしていくことを目指す。

計画予定の「ミュージアム・ホテル」の所在地は京都市東山区三条通白川橋東入三丁目夷町175番2外。
敷地面積は6,531㎡、延床面積は1万2,770㎡。
構造は鉄筋コンクリート造・鉄骨造、階数は地上5階・地下1階。
建物用途は地域交流施設・ホテル・飲食・物販。