【ニュース】 パナホームなど、全国最大規模となる国立大学職員住宅・学生寮を整備、民間付帯施設も設置 大阪府吹田市
2017.10.31
パナホーム株式会社(大阪府豊中市、松下龍二社長)を代表企業とするコンソーシアムは、大阪府吹田市で展開する国際学生寮整備に本格着手する。
同コンソーシアムは今年5月、PFI事業「大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業」で、国立大学法人大阪大学より優先交渉権を獲得。
特別目的会社PFI阪大グローバルビレッジ津雲台株式会社を設立、8月10日付で大阪大学と事業契約を締結している。
同事業は、国立大学の国際学生寮整備としては全国で最大規模となるもの。
大規模な職員住宅(400戸)と併せて学生寮(300戸)を整備するほか、施設の集約化に伴って生み出される土地を活用し、民間付帯施設も設置する。
資産の有効活用や施設の拡充だけでなく、地域との交流や周辺住民の利便性も実現する計画だという。
同事業のうち、大阪大学施設(学寮および教職員宿舎)については、施設整備業務を実施したのち、大阪大学に所有権を引渡し、事業期間中に係る維持管理業務と運営業務を実施するBTO(Build
Transfer Operate)方式を採用。
また、民間付帯事業では、大阪大学からPFI阪大グローバルビレッジ津雲台株式会社が敷地を借地借家法上の定期借地契約で賃借し、パナホームが建物を整備・所有の上、事業を運営する。
民間付帯事業の施設では、賃貸住宅やサービス付高齢者向け住宅を運営するほか、医療施設、飲食店、教育事業等を誘致する予定。
借地期間は50年間とし、借地期間終了後は更地返還する。
大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業の事業場所は大阪府吹田市津雲台五丁目20番4。
契約金額は112億9,087万625円(消費税別)。