【ニュース】 穴吹工務店とフルタイムシステム、マンション共用部分のオートロックと宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせたセキュリティサービスを共同開発 香川県高松市
2017.10.04
大京グループで開発事業を手掛ける株式会社穴吹工務店(香川県高松市、徳田善昭社長)と株式会社フルタイムシステム(東京都千代田区、原幸一郎社長)は、マンション共用部分のオートロックと宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせた「サーパスエスコートサービス+F-ace(フェイス)」を共同開発した。
オートロックと宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせたセキュリティサービスは、日本初(2017年10月現在、フルタイムシステム調べ)となる。
従来の「サーパスエスコートサービス」は、非接触ICカードの認証機能を利用したセキュリティシステムで、対応キーひとつでマンション共用部分のオートロックを解除、宅配ボックスの荷物取り出しが可能となっていた。
しかし、「便利」という声がある一方、「認証キーをかざすのが面倒」「忘れて外出した場合に入れなくなる」等の意見もあったという。
こうした声を受け、穴吹工務店では、セキュリティの強化と利便性向上を模索し、物理キーが不要で、「鍵を落とす・忘れる」「なりすまし」の心配のない入館システムをフルタイムシステムと共同で開発。
今後はまず、「サーパス磯部町」(富山県富山市、2018年12月竣工予定)と「サーパスシティ呉ゲートレジデンス」(広島県呉市、2019年1月竣工予定)に先行導入する予定としている。
今後計画する物件については、物件特性に応じて順次導入していく予定。
さらに、穴吹工務店が過去に施工した物件がリニューアル工事をする際にも同サービスの導入を提案するほか、フルタイムシステムの販路を通じ、他社施工マンションへの導入も進める予定だという。