【ニュース】 Japan Innovation Challenge 2017実行委員会など、北海道初となる市街地での自動運転バスの実証実験を実施 北海道上士幌町
2017.10.02
遭難救助ロボットコンテストを行うJapan Innovation Challenge 2017実行委員会(東京都目黒区、上村龍文委員長)は、北海道上士幌町(竹中貢町長)と共同で、自動運転バスの実証実験を10月
14日~16日に北海道上士幌町役場で実施、試乗体験の申込受付を9月30日から開始した。
今回の実証実験は、自動運転バスを市街地で運行するものとしては北海道初の試み。
コンパクトな町づくりを進めるにあたり、主要施設の町中心部への集約化とともに、新しいコミュニティーバスの可能性を探るため、同町の未来の街づくりを目的に実施する。
一般の人が自動運転バスの試乗体験ができる催しも予定しており、3日間で延べ約360人の参加者を見込む(試乗会の参加費は無料、乗車には要事前登録)。
会場となる上士幌町は、ふるさと納税制度を積極的に活用し、子育て支援や少子高齢化対策などを通じて人材交流や移住促進に力を入れており、今後は自動運転やドローンなどのICTの活用などに積極的に取り組む。
一方、同実行委員会では、ロボット関連技術の開発・革新により、日本が抱える「災害」「高齢者・障害者福祉」などの課題を解決し、人々が安心して暮らせる環境を作ることを目指している。
同委員会は昨年度に発足、同年10月に同町で遭難救助コンテスト「Japan Innovation Challenge 2016」を、実際の山を使った遭難救助コンテストとして全国で初めて実施、全国から企業や大学など13団体・45名が参加した。
今回は、街づくりにおける「モビリティー」「利便性」「長期的視点」の3つを視座に入れ、SBドライブ株式会社(東京都港区、佐治友基社長)と連携しながら未来都市デザインの実証をしていく。
「自動運転バス実証実験」の実施期間は10月14日~16日の3日間、実施時間は14日が13時~16時、15日が10時~16時、16日が11時~13時。
実施場所は上士幌町役場周辺の町道約600m(同町に建設中の新たな交通ターミナルをスタート・ゴール地点として走行)。
試乗参加費は無料。
参加申込期間は9月30日~10月6日。