【ニュース】 北越急行と佐川急便、北越急行線「六日町」~「うらがわら」駅間で貨客混載列車の運行を本格的に開始 新潟県南魚沼市
2017.04.20
北越急行株式会社(新潟県南魚沼市、渡邉正幸社長)と佐川急便株式会社(京都市南区、荒木秀夫社長)は4月18日、北越急行線「六日町」~「うらがわら」駅間で、貨客混載列車の運行を本格的に開始した。
両社は2016年6月、貨客混載事業に取り組むことで合意、実証実験を重ねてきたという。
旅客列車を利用し、新たな貨物輸送サービスを提供するとともに、輸送の効率化や環境負荷低減等を図る同事業は、改正物流総合効率化法に基づく、総合効率化計画として認定されている。
北越急行では、地域の公共交通として、上越新幹線や北陸新幹線をはじめ、他の鉄道との接続改善を図り、利便性の向上と利用者の確保に向け、沿線自治体等と緊密に連携を図りながら事業に取り組んでいる。
一方、佐川急便は、輸送ネットワークの効率化による配送品質の向上に取り組んできた。
定時運行と安定輸送を実現できる鉄道を幹線輸送に活用することで、渋滞などによる到着遅延を防止できることから、安定的な幹線輸送を実現することが可能となる。
またモーダルシフトの実施により、環境負荷低減にも寄与できるという。
なお両社では引き続き、駅利用者の利便性向上を目的とした宅配カウンターの設置や、不在再配達時の荷物引き取り用宅配ボックスの駅構内設置などを検討するという。