【ニュース】 宮崎交通とヤマト運輸、日本初となる保冷専用BOXを搭載した路線バスを導入、西都市~西米良村路線で「クール宅急便」対応の「客貨混載」を開始 宮崎県西米良村
2017.01.17
宮交ホールディングス傘下の宮崎交通株式会社(宮崎県宮崎市、菊池克頼社長)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(東京都中央区、長尾裕社長)は1月16日、日本初となる保冷専用BOXを搭載した路線バスを導入、ヤマト運輸の保冷輸送サービス「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を西都市~西米良村路線で開始した。
両社は2015年10月より西都市~西米良村、2016年6月より延岡市~高千穂町・日向市~諸塚村を結ぶ3路線の路線バスで「客貨混載」を開始。
過疎化や高齢化が進む中山間地域で、バス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上に取り組んできた。
中山間地域のバス路線網が維持されると共に、ヤマト運輸のセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、集荷締め切り時間を延長したことで、地域の利用者から好評を得ているという。
こうした中、同路線では、農水産品など温度管理が必要な荷物が増加。
保冷専用の荷台スペースが必要となっていた。
今回、保冷専用BOXを搭載した路線バスは、西都市と西米良村を結ぶ路線(約45km)で、西都市発は12時40分、西米良村発は17時。
バス1台に縦210cm・横90cm・高さ52cmの同BOXを搭載し、0℃~8℃の温度帯(冷蔵タイプ)に対応、「クール宅急便」の大量輸送にも対応する。
両社は今後、その他の路線でも保冷専用BOXの導入を検討すると共に、冷凍タイプの対応にも取り組んでいくという。