2024.05.22
株式会社サンケイビル（東京都千代田区、飯島一暢社長）は、昨年取得した坂東市に所在する既存の物流施設で2024年6月にリニューアル工事を開始する。

同物件（1999年11月に竣工）は新築後24年が経過していることから、今回、同社が大規模なリニューアル工事を実施。
倉庫業法における営業倉庫として賃貸できる物流施設にコンバージョンするとしている。
工事着手後も、入居検討客の要望を可能な限り反映しながら施設のバリューアップを行い、2025年1月の賃貸稼働を目指すという。

リニューアル計画（予定）では、自社倉庫として建築された同物件建物に倉庫業法で定められた耐荷重のある防火区画壁を形成するなど遵法性を担保、入居テナントが営業倉庫として使用できる賃貸倉庫にコンバージョンする。

また、既存の荷物用エレベーターと垂直搬送機の各2基を最新型の使い勝手の良い機種に更新するほか、荷物用エレベーターを1基増設、荷物の縦搬送機能向上を図る。
その他、フォークリフト用充電スペースを設置、フォークガードの新設など倉庫としての機能性を強化するという。

さらに、倉庫、事務所棟の内装、外装を一新するほか、倉庫内照明の照度の確保、倉庫・事務所の水廻りの更新、従業員が休憩できるラウンジの設置、ドライバー用休憩室の設置等、従業員やドライバーが快適に働ける施設を計画するとしている。

「（仮称）茨城県坂東市物流施設再生計画」の所在地は茨城県坂東市幸神平37-2、交通は首都圏中央連絡自動車道「坂東」ICより約5.7km、常磐自動車道「谷和原」ICより約16.2km。
敷地面積は約1万4,999㎡、延床面積は約1万6,693㎡〈倉庫棟約1万5,998㎡・事務所棟約695㎡）。
構造・規模は倉庫棟が鉄骨造・地上2階建、事務所棟が鉄骨造・地上3階建。