【ニュース】 常陽銀行、土浦市まちなか定住促進ローンの取り扱いを開始、土浦市との連携協定に基づく施策の第1弾 茨城県土浦市

2014.09.29
株式会社常陽銀行(茨城県水戸市、寺門一義頭取)はこのほど、土浦市(中川清市長)との間で中心市街地活性化に関する連携協定を締結した。
連携の第1弾として、新たに「土浦市まちなか定住促進ローン」商品3プランの取り扱いを10月1日より開始する。
同商品は、土浦市の中心市街地への定住促進と空き家の有効活用を目的としたもの。
住み替えや住宅新築をする際、一定の条件を満たす利用客に対し、各ローンを特別金利で提供する。
取り扱い商品は、「住み替えプラン」「空き家活用プラン」「住宅取得プラン」の3プラン。


「住み替えプラン」は、土浦市内外から土浦市の中心市街地エリアに住み替えする人を対象に、住み替え前の住宅を「一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)」が長期間借り上げ、JTIから受け取る家賃によりローン返済をする仕組み。
既存の住宅ローンの借換に利用すれば、自宅を売却せず保有し続けることができるほか、ローン返済は家賃収入でおこなうため、新たな返済負担を回避できるとしている。
「空き家活用プラン」は、土浦市中心市街地エリアに住宅を保有する人を対象に、転居後に空き家となった住宅を賃貸物件として有効活用してローンを組み、老後生活資金等の調達が可能となるというもの。
両プランとも、同行の「常陽リバースモーゲージローン『住活スタイル』」を活用した商品で、金融機関と市町村と定住促進・空き家対策で連携し、リバースモーゲージローンを活用した例は、全国初だという。
金利は店頭金利の-1.0%。
一方、「住宅取得プラン」は、土浦市の中心市街地エリアの住宅を購入または建替える人を対象に、同行の住宅ローンを店頭金利-1.6%での借り入れができるというもの。
同行のマイカーローン、教育ローン、リフォームローンを最優遇金利で借り入れが可能となる「常陽ローンパス」の利用が可能となり、生活資金等を有利な条件で調達できるとしている。
なお、土浦市も、借り上げ住宅の賃借人への家賃助成や、補助金などで、定住促進を支援する。