【ニュース】 神奈川県・相模原市・JR東海の3者、中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の周辺開発を契機とした「さがみロボット産業特区」でのイノベーション創出促進を目的に連携協力協定を締結 神奈川県相模原市
2023.11.02
神奈川県(黒岩祐治知事)・相模原市(本村賢太郎市長)・東海旅客鉄道株式会社(名古屋市中村区、丹羽俊介社長)の3者は2023年11月1日、中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の周辺開発を契機とした「さがみロボット産業特区」でのイノベーション創出促進を目的に、連携協力協定を締結した。
神奈川県は、2013年2月に国から「さがみロボット産業特区」として地域活性化総合特区の指定を受け、県内の10市2町を対象に、「生活支援ロボットの実用化を通じた県民生活の安全・安心の確保及び地域経済の活性化」のため、ロボットの開発・実証実験の促進、普及啓発や関連産業の集積促進に取り組んできた。
2023年度から始まった第3期計画では、中小企業のロボット産業への参入支援と、ロボットの社会実装の加速化に重点的に取り組んでいるという。
相模原市は、同市内外の企業や研究機関等、様々な主体の交流を図りながら企業誘致や起業支援、スタートアップ企業の創出・育成を推進するとともに、イノベーションを創出し、同市内産業を活性化することを目的に、相模原アクセラレーションプログラムやオープンイノベーションプログラム、イノベーション創出促進拠点運営事業などに取り組んできた。
JR東海は、中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」を建設しており、同産業特区を含めた周辺地域のまちづくり推進に協力している。
同駅周辺の事業開発については、沿線都市と移動の価値を高め、人々の豊かな暮らしを実現するための一つの候補としてR&Dセンターの運営を視野に入れ、検討を進めてきたが、このほど同市公募の「イノベーション創出促進拠点運営委託事業」に応募し、選定されたため、2024年春、「橋本」駅南口付近で拠点を建設、運営を開始するという。
3者は、各々の資源を有効に活用し相互に連携・協力するため、今回の同連携協力協定締結に至ったとしている。