【ニュース】 西日本鉄道、国際物流事業本部の物流新拠点「福岡ロジスティクスセンター」を2022年9月に開設、九州とアジアを結ぶ物流の中枢拠点に 福岡県福岡市
2021.06.18
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、林田浩一社長)は、国際物流事業本部の物流新拠点となる「福岡ロジスティクスセンター」(福岡市博多区)を2022年9月に開設する。
同施設は、福岡空港・博多港・福岡都市高速環状線に近く、航空・海上輸送サービスの提供に適した立地。
開設にあたっては、現在福岡地区に複数ある倉庫を集約し、業務効率化を図ると共に、現在の約4倍の総面積と立地優位性を活か、サービスの充実・品質の向上を図ることで、九州発着の輸出入貨物の取扱いを拡大するとしている。
同施設内には、温度調整管理機能を備えた冷蔵倉庫を設置、生鮮食品・生花などの保管も可能とする。
さらに、西鉄運輸株式会社(福岡市博多区、久保田等社長)と協働し、保冷保管・保冷輸送を繋げたコールドチェーンを構築することで、アジアなど世界で需要のある九州の農産物の輸出拡大に寄与するという。
その他、非常用電源を設置し、BCP(事業継続計画)に対応するほか、西鉄運輸による輸出入貨物の集配送における共同運送の取入れや、再利用可能な器材の導入など、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点の取組みも推進するとしている。
「福岡ロジスティクスセンター」の所在地は福岡市博多区東那珂2丁目17番1。
敷地面積は5,575㎡、延床面積は1万1,558㎡、倉庫が9,793㎡、事務所が1,331㎡。
建物構造はRCSS造(一部鉄骨造)・地上4階建、各階天井高5.5m、床荷重1.5t/㎡。
倉庫仕様は4階が空調倉庫、3階が冷蔵倉庫・空調倉庫、2階が空調倉庫、1階が常温倉庫(保税倉庫)。
土地建物所有者は清水建設株式会社(東京都中央区、井上和幸社長)、西日本鉄道が一括賃借。
竣工予定は2022年8月。