【ニュース】 東京ガス、子会社を通じて建設した「市原八幡埠頭バイオマス発電所」の商業運転を開始 千葉県市原市

2024.09.26
東京ガス株式会社(東京都港区、笹山晋一社長)は2024年9月21日、同社が100%出資するプロミネットパワー株式会社(東京都港区、川村俊雄社長)を通じて建設した「市原八幡埠頭バイオマス発電所」(千葉県市原市)の商業運転(FIT売電)を開始した。

同発電所は、東京ガスグループが出資する首都圏初のバイオマス発電所。
年間想定発電量は約5億3,000万kWhで、一般家庭約17万世帯の年間消費電力量に相当する発電規模となる。
データセンターなどの拡大に伴い電力需要の増加が見込まれる中、気象条件に左右されず安定的に発電できるメリットを活かし、首都圏の電力需給安定化、環境負荷の低減に貢献するとしている。

09260900

なお、同発電所の運転開始後のオペレーションとメンテナンス
(O&M業務)は、同発電所のオーナーズエンジニアリング(設計・建設における技術支援およびコンサルティング)も務めた東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(東京都港区、小西康弘社長)が担当する。

「市原八幡埠頭バイオマス発電所」の事業主体は市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社。
所在地は千葉県市原市八幡海岸通2番10。
発電出力は7万5,000kW。
燃料は木質ペレット等(年間約27万トン)。
売電単価は1kWhあたり24円(一般木質バイオマス)。
運転・保守会社は東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社。