【ニュース】 鴻治組と広島工業大学など、建設用3Dプリンタによるコンクリート構造物の造形見学会を4月18日・19日に開催 広島県広島市

2024.04.09
株式会社鴻治組(広島市安芸区、檜山典英代表)と広島工業大学(広島市佐伯区、長坂康史学長)は、同大学の授業の一環として、建設用3Dプリンタによるコンクリート構造物(階段工等)の造形見学会を2024年4月18日・19日に株式会社Polyuse(東京都港区、岩本卓也代表・大岡航代表)と共同で開催する。
主催は鴻治組、広島工業大学、国土交通省中国地方整備局 太田川河川事務所、Polyuse。

同見学会で造形した構造物の一部は、実際の工事でも使用。
建設用3Dプリンタによる構造物の活用は、国土交通省中国地方整備局太田川河川事務所の直轄工事としては初、階段工への適用としては全国2例目(中国地方では初)の取り組みになるという。

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鴻治組では、建設分野のDXとして、ドローンや3次元モデル、ICT建設機械等を積極的に活用し、効率よく工事を進める取り組みを行っており、その一環として今回、建設用3Dプリンタを使用した構造物の工事活用を行う。
一方、同大学でも、最先端のDX技術の紹介を授業に取り込み、これからの時代を担う技術者の卵を育てる教育を実践しているという。

見学会当日は、建設用3Dプリンタで複雑な形状のベンチモニュメントや実際に工事で使用する構造物等(階段工)の造形を現地で実施。
建設用3Dプリンタの大規模な見学会を大学構内で実施するのは、広島県だけでなく、全国的に見ても極めて希少な機会だという。

「建設用3Dプリンタ造形見学会」の開催日時は、2024年4月18日の13時15分~14時55分(雨天決行、環境土木工学科1年生向け授業「土木基礎工学」)、4月19日の10時45分~12時25分(雨天決行、環境土木工学科3年生向け授業「コンクリート工学」)。
開催場所は同大学新1号館横駐車場(広島市佐伯区三宅2-1-1)。
適用工事は令和5年度三篠川丁地区築堤護岸他工事(受注者:鴻治組、発注者:太田川河川事務所)。