【ニュース】 大樹不動産、分散型ホテルを手掛けるまちづくり事業「3.9 miles project」を始動、銚子市外川エリアで宿泊施設などを複数立ち上げ 千葉県銚子市

2024.02.15
大樹不動産株式会社(千葉県銚子市、渡辺正司社長)はこのほど、分散型ホテルを手掛けるまちづくり事業「3.9 miles project」を立ち上げた。

同社ではこれまで、土地開発や宅地造成、物件のリノベーションを通じて賃貸物件や不動産売買サービスを提供してきたが、同事業活動を通じ、銚子市内では居住実態のない戸建や、活用できていない土地を所有している人が多く、空き家や空き土地が増えていっている現実を知ったという。

今回の事業では、こうした空き土地や空き家を同社が引き継ぎ、価値ある施設として生まれ変わらせることで地域の魅力を発信、銚子市外川エリアを初動の取り組みの地として、宿泊施設などを複数立ち上げ、分散型ホテルとして推進するとしている。

一方同社では、銚子で商売を展開したいと考える人が多くいるのと同時に、新たな商売への挑戦に際し、物件探しや内装等の初期投資費用に敷居の高さを感じている人が多いことも分かったという。
希望に沿った不動産の選定だけでなく、初期段階の内装やリノベーション費用も一部提供することで、挑戦する人が前向きに新たな商売や事業活動が始めることができ、まちづくりに参画できる機会を創出できることにも気が付いたとしている。

同社では、こうした取り組みを推進することで、地域に新たな事業者が増え、Uターンや移住者の増加、地域に根差した取り組みをしたいという人が増えることに期待するという。

なお、初動の取り組みでは、宿泊施設「漁村一棟貸宿 和泉屋」、オープンキッチンスタジオ「ambient」が開業済。
開業予定施設は、1階部分が漁港イタリアンダイニング「TOKIYORI」・2階部分が漁港前宿泊施設となる「船の音」(2024年5月開業予定)、非日常空間を演出する平屋一棟貸切宿泊施設(2024年6月開業予定)、蔵をリノベーションしたプライベートサウナ付き貸切宿泊施設(2024年12月開業予定)などの企画があるという。