【ニュース】 戸田建設、熊本市と半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備に関する協定を締結、マルチテナント型物流倉庫の開発と半導体関連企業への工場用地分譲を計画 熊本県熊本市

2023.12.01
戸田建設株式会社(東京都中央区、大谷清介社長)と熊本市(大西一史市長)は、半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備に関する協定を2023年11月10日に締結した。
同協定は、株式会社ジョイント(熊本県菊陽町、上村信敏代表)を代表事業者、株式会社アスク工業(熊本県菊陽町、上村信敏代表)を構成員とするもので、今回、戸田建設は同協定に加わった形となる。

同市は、熊本県内での半導体関連産業の設備投資意欲の高まりを受け、産業基盤の強靭化と地域経済の活性化を目的とした「半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備方針」を2022年12月に策定、半導体関連産業等の対象施設の誘致に対し、支援を行っている。

同協定により、戸田建設は、国道443号線に接し、ICや中心市街地に近接する場所で、マルチテナント型物流倉庫の開発と、半導体関連企業へ工場用地の分譲を行う。
今後、半導体を中心とした産業集積がさらに進み、倉庫需要も高まっていくことが予想される中、同事業により、同県の経済や地域の発展に貢献するとしている。

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「戸島町東地区産業用地整備事業」の開発計画地は、九州で3番目に人口の多い同市の中心部から約10kmに位置し、九州地方を南北を結ぶ九州縦貫自動車道「益城熊本空港」ICから約5.5km。
同県内で半導体関連工場の集積地となっている菊陽町・大津町・合志市にも近接しており、物流施設や製造施設の立地で高いポテンシャルを有しているという。

「戸島町東地区産業用地整備事業」の所在地は熊本市東区戸島町
1130番他。
同事業は、マルチテナント型物流倉庫を開発する区画1と、半導体関連企業への工場用地分譲を行う区画2で構成する。

区画1の開発区域面積は約3万2,770㎡、延床面積は約7万2,614㎡。
構造は未定、規模は地上4階建。
着工は2025年10月予定、竣工は2027年3月予定。

区画2の分譲面積は約3万8,011㎡(分割可)。
売却予定時期は2026年4月予定。