【ニュース】 事業承継マッチングプラットフォーム「relay」、臼杵市と連携協定を締結、同市に特化した後継者募集案件を掲載したサイトを開設 大分県臼杵市

2023.11.28
事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライト(宮崎県宮崎市、齋藤隆太代表)はこのほど、臼杵市(中野五郎市長)と連携協定を締結した。
大分県内では初の連携となる。

同市は、大分県の東南部に位置し、キリシタン大名(大友宗麟)が築城した臼杵城跡や中世の町並みが色濃く残る城下町をはじめ、歴史と文化が数多く残るまちだという。
一方、商店主の高齢化や後継者不足、消費者のライフスタイルの多様化、商業施設の郊外立地等により、商業活動の拠点だった街の中心部で空き店舗が増加。
今後は、武家屋敷や町家、寺院等が立ち並ぶ中心市街地の都市機能を充実させ、まちづくりや観光と一体となった商業の魅力づくりが必要になるとしている。

「relay」は、事業を譲り渡したい経営者と、事業を譲り受けたい後継者候補をWeb上でマッチングさせるサービス。
従来、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングをオープンネームで行い、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者候補を広く公募している。

これまでのマッチングでは、「買い物に訪れていた小さなパン屋のファン」や「カフェを経営したい夢を持つ夫婦」が後継者となる第三者事業承継を実現。
同社は、経済産業省による「J-Startup KYUSHU」選定企業でもあり、令和4年度から2年連続で経済産業省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業にも採択されているという。

連携の第一弾では、同市に特化した後継者募集案件を掲載したサイト「relay the local 臼杵市」を開設。
今後は、同市に相談が寄せられる後継者不在事業者の情報を提供してもらい、「relay the local 臼杵市」へ掲載するとしている。