【ニュース】 近畿日本鉄道など、運行中のサイクルトレインの対象列車を一部拡大、高校生の通学手段となる「通学用サイクルトレイン」の実証実験を12月4日より開始 三重県志摩市

2023.11.28
近畿日本鉄道株式会社(大阪市天王寺区、原恭社長)は、国土交通省鉄道局・三重県交通政策課・三重県立志摩高等学校・三重県立鳥羽高等学校と連携し、近鉄山田線・鳥羽線・志摩線で運行中のサイクルトレインの対象列車を一部拡大、沿線の高校生の通学手段として利用してもらう「通学用サイクルトレイン」の実証実験を2023年12月4日より開始する。

同取り組みでは、自転車と電車を利用することで便利な通学を可能にし、保護者の自家用車による送迎の負担を軽減するとともに、地域公共交通の利用促進やカーボンニュートラル社会の実現を目指すという。

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「通学用サイクルトレイン」実証実験の実施期間は2023年12月4日~2024年3月29日までの平日(2024年1月2日・3日を除く)。
実施線区は近鉄志摩線「鳥羽」駅(三重県鳥羽市)~「賢島」駅(三重県志摩市)。
対象列車は上下計22本(朝3本、夕方~夜19本)。
対象校は三重県立志摩高等学校(「志摩磯部」駅最寄)4名、三重県立鳥羽高等学校(「志摩赤崎」駅最寄)1名。
なお、実証実験に協力する生徒は既に決定しており、対象生徒以外の両校の生徒や一般客は通学用サイクルトレインに自転車を持ち込んでの乗車は不可。
実施にあたっては、従来のサイクルトレイン利用時の注意事項に準ずるとしている。