【ニュース】 熊野古道大辺路寺院再生委員会、「新たな地方寺院再生と地域観光振興を考える、那智勝浦町歴史的資源活性化シンポジウム2023」を12月5日に大泰寺で開催 和歌山県那智勝浦町

2023.11.27
熊野古道大辺路寺院再生委員会(和歌山県那智勝浦町、西山十海代表)は、和歌山県那智勝浦町の地域住民、地域事業者と共同し、地域の遊休資産や歴史的資源の活用を検討する「新たな地方寺院再生と地域観光振興を考える、那智勝浦町歴史的資源活性化シンポジウム2023」を2023年12月5日に大泰寺(和歌山県那智勝浦町)で開催する。

同委員会は、令和5年度観光庁「歴史的資源を活用した観光まちづくりのモデル創出」事業に採択され、那智勝浦大辺路エリアでの寺院再生方法の調査を実施している組織。
運営事務局は、同委員会の委員を務める宗教法人大泰寺(和歌山県那智勝浦町、西山十海住職)・株式会社ガイアックス(東京都千代田区、上田祐司社長)・株式会社シェアウィング(東京都千代田区、佐藤真衣社長)。

日本では近年、人口の減少や高齢化の影響で、寺院の維持が出来ず、住職がいない寺「無住寺院」の数は2万寺にも上ると言われており、深刻な社会課題になっている。
世界遺産・熊野古道の大辺路ルートにも、16以上の無住寺院があり、文化的価値の高い寺院が消滅の危機にあるという。

同シンポジウムでは、観光・自治体・寺院・金融など様々な側面から、文化的価値の高い無住寺院の再生方法について議論する。

講演は熊野くらし工房一級建築士事務所森岡茂夫氏(一級建築士)による「無住寺院の現状と持続可能な再生方法」。
パネルディスカッションのテーマは「地域観光振興における寺院の可能性」「持続可能な寺院再生の手法について先進的事例から学ぶ」。

「新たな地方寺院再生と地域観光振興を考える、那智勝浦町歴史的資源活性化シンポジウム2023」の開催日時は2023年12月5日の
11時30分〜15時(シンポジウム前に視察ツアーあり)。
開催場所は大泰寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775)。
当日のスケジュールは、9時~11時が無住寺院・色川エリアの視察ツアー(9時大泰寺集合、一般参加不可)、シンポジウムが11時
30分~14時45分。
11時30分以降の一般の参観は無料。