【ニュース】 大和ハウス工業と川崎市、国際戦略拠点「キングスカイフロント」で研究施設4棟・ホテルで構成する「殿町プロジェクト」を完成 神奈川県川崎市

2023.11.15
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)と川崎市(福田紀彦市長)はこのほど、ライフサイエンス・環境分野での世界最先端の研究開発から新産業を創出する、国際戦略拠点「キングスカイフロント」(川崎市川崎区)で、研究施設4棟・ホテルで構成する「殿町プロジェクト」を完成した。

「キングスカイフロント」は、いすゞ自動車川崎工場跡地で開発が進むオープンイノベーション拠点。
規制緩和・財政支援・税制支援など、様々な優遇制度を活用できる国家戦略特区・国際戦略総合特区・特定都市再生緊急整備地域に指定されており、健康・医療・福祉・環境をはじめとした約70機関が進出している。

両者は、2014年6月に「川崎市と大和ハウス工業によるキングスカイフロントまちづくりに関する覚書」を締結。
今回完成した同プロジェクトでは、両者が連携し、「賑わい・交流機能」の創出をテーマに、約4万6,000㎡の敷地に研究施設4棟とホテルを開発した。

同プロジェクトの一次開発では、東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が運営する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」と、研究施設「Research Gate Building-TONOMACHI 1-」、日本メドトロニック株式会社などが入居する「Research Gate Building-
TONOMACHI 2-」を開発、大手製薬会社や大学などが入居している。
2020年12月には株式会社島津製作所などが入居する「Research Gate Building-TONOMACHI 3-」が竣工。
2023年11月7日に「Research Gate Building-TONOMACHI 4-
」が竣工し、同プロジェクトが完成した。
現在、4棟の研究施設には、14機関が入居している。

なお、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」では、世界初となる使用済みプラスチック由来低炭素水素とバイオエネルギーを活用、施設内で使用する電力のCO2排出量削減を実現した、環境に配慮したホテルとなっている。

同プロジェクトでは今後、地域に開かれた施設として、研究者や学生、地域住民などの交流イベントを開催するなど、「賑わい・交流
」をさらに推進するという。

「殿町プロジェクト」の所在地は川崎市川崎区殿町3丁目25番9・10・11他、交通は京急大師線「小島新田」駅より徒歩12分、JR各線「川崎」駅よりバスで約22分。
敷地面積は4万6,172.96㎡。