2023.10.11
公益財団法人燕三条地場産業振興センター（新潟県三条市、鈴木力理事長）は、2023年10月26日～29日の4日間、ものづくりの聖地を目指し、地域のものづくりや職人の活動を発信するフェスティバル「燕三条 工場の祭典」を燕三条地域で開催する。
共催は燕市（鈴木力市長）・三条市（滝沢亮市長）、運営は任意団体 KOUBA（新潟県三条市、発起人：齋藤和也株式会社ドッツアントラインズ代表）。

燕三条地域は、全国でも非常に珍しい多素材・多製法の⾦属加⼯技術を持つ産地。
様々な加⼯を専⾨とする事業者やメーカー、問屋が共存し、多種多様な製品を製造しており、海外との交流も盛んに⾏われ、数々の先⼈たちの努⼒により、世界的にも有名な⾦属加⼯の産地として知られている。

同地域では、⼯場を開放し、製品ユーザーなど⼀般客に製造現場を体感してもらう⼯場⾒学イベント「燕三条 ⼯場の祭典」を2013年より開催。
これまでの10年間で200社以上（延べ約680社）の⼯場が参加し、来場者は累計27万⼈以上に達しているという。

恒例のオープンファクトリーでは、刃物をはじめ、工具やキッチンツール、鋳物、機械部品、金型など金属加工関連の工場や、精密機械、木工、パッケージ、生活用品、アパレル、食品など様々な業種の工場のほか、燕三条のものづくりの成り立ちや特色を紹介する資料館など、燕三条地域の87の事業所が参加。
また、多数ある「KOUBA」を効率よく巡ってもらうため、地域を熟知したガイドと共に巡る「KOUBAツアー」（有料・要事前申込）も実施する。

また、今年から新たに、オフィシャルのトークショーを開催。
事業者、クリエイターなど、様々な立場の方々が登壇し、地域でのデザインと経営の関係や、クリエイティブを活用する効果などをテーマに語る。
また、事業者や職人と直接コミュニケーションをとれるパーティーや交流会も実施するという。

トークショーのテーマ・開催日は「クリエイティブを活用した事業づくり」が10月26日（会場：燕三条 こうばの窓口）、「『地産地匠』のものづくり 〜地元デザイナーとつくる、KOUBAの未来〜」が10月27日（会場：三条ものづくり学校105号室）、「産業観光と燕三条のこれから」が10月28日（会場：三条市立大学）、「全国のものづくり産地と、燕三条」が10月28日（会場：三条市立大学）、「ものづくり企業の今と、『これから』に必要なこと」が
10月29日（会場：三条市立大学）。