【ニュース】 藤田観光と東急ホテルズ&リゾーツ、人材育成に関するコンソーシアム「T&F Hospitality Lab」を発足、2023年度は若手社員を対象に合同研修を実施 東京都文京区

2023.07.06
藤田観光株式会社(東京都文京区、伊勢宜弘社長)と東急ホテルズ&リゾーツ株式会社(東京都渋谷区、村井淳社長)は2023年7月5日、人材育成に関するコンソーシアム「T&F Hospitality Lab」を発足した。

同コンソーシアムでは、両社協働での研修の実施など、他社の社員と合同での学びの場を設けることにより、双方の人材のモチベーションアップ・サービス力向上を目指し、人材の確保や育成に繋げるという。

両社は、ともに幅広いブランドのホテル・リゾートを全国に展開しており、「人材に投資した企業が生き残る」という共通認識のもと、今回、同コンソーシアムを発足。
両社協働で設ける研修の場などを通じ、同業種での「他流試合」実施により、自社の強みを再認識することや、若手社員をはじめとした人材がホテル業界で働く楽しさを自ら見出すこと、また、ホテリエとしての専門的な技能を向上させることを目的としている。

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発足初年度となる2023年度は、宿泊・料飲サービス部門の若手社員(入社2~3年目)を対象に合計20名を公募、双方のホテルで実技演習を含む全5回の研修を行う。
ホテルで働く楽しさを再認識しながら「気づき、察するチカラ」を養い、マニュアルに依存しないパーソナライズドなサービスが提供できるようになることを目指す。

研修第1回は、ホテルプロデューサーとして活躍する株式会社水星の龍崎翔子代表が外部講師として登壇するほか、実技演習の回では両社の社員が講師として登壇、技術だけでなく、それぞれが歩んできた幅広い経験を語ることで、今後のキャリアを考える際の一助とする。

今後は、若手社員を対象にした合同研修を皮切りに、年齢・キャリアステップに合った研修を実施、将来的には両社人材の相互交流プログラム実現などを目指すという。

「T&F Hospitality Lab」2023年度研修実施内容(予定)は、第1回がイントロダクションと龍崎翔子氏による講義「ホテルの将来性について」、第2回が宿泊サービス(ハウス・ベル・ドア・コンシェルジュなど、実技演習を含む)、第3回が料飲サービス(宴会・レストラン・バーなど、実技演習を含む)とホテル試泊、第4回がディスカッション、第5回が決意表明と今後の目標をテーマに発表会。