【ニュース】 東京チェンソーズ・檜原村・桜美林学園の3者、産官学連携の「子どもの好木心『発見・発掘』プロジェクト」を始動、6月5日に協定を締結 東京都檜原村

2023.05.23
林業会社の株式会社東京チェンソーズ(東京都檜原村、青木亮輔代表)・東京都檜原村(吉本昴二村長)・学校法人桜美林学園(東京都町田市、小池一夫理事長)の3者は、産官学連携の「子どもの好木心『発見・発掘』プロジェクト」を始動、2023年6月5日に協定を締結する。

同プロジェクトは「檜原村トイビレッジ構想」を掲げる同村を舞台に、プロダクトデザインを学ぶ学生との協働で、林業会社・東京チェンソーズならではの市場に流通しない素材を活かした新たな木のおもちゃの商品開発を行うもの。
桜美林大学ビジュアル・アーツ専修でプロダクトデザインを学ぶ学生との協働により、学生ならではの視点から木の素材の魅力や個性を活かしたおもちゃを開発、製品を通じ、普段木や森に触れる機会が少ない子どもたちやその親に向け、地域の森林への興味を喚起し、森と人とのつながりを広げていきたいとしている。

東京都本土唯一の村・檜原村は、総面積の93%が森林。
かつては広葉樹の炭焼きが、戦後は林業が栄えたものの、現在は高齢化が進み、毎年人口減少が続いているという。

こうした中、同村では、自然が豊かで都心にも近い地理的条件を活かし、多世代が親しみやすい「木のおもちゃ」をキーとする「檜原村トイビレッジ構想」を掲げ、産業と観光の両軸で取り組みを推進、2019年11月に「おもちゃ工房」を設立、2021年11月には「檜原森のおもちゃ美術館」を設立している。

今回の同プロジェクトは、同構想のセカンドステージとして、メイドイン東京の木のおもちゃの新ブランドを創出、同村の魅力を高め、地域の林業・木材産業の活性化により、村の豊かな自然環境を持続可能な形で次の世代へとつなぐことを目指すという。