【ニュース】 明治と昭和産業、オートフロアコンテナを活用した鉄道による物流モーダルシフトで協業、往路・復路のアンバランス解消で効率化 岡山県倉敷市

2023.01.26
株式会社明治(東京都中央区、松田克也社長)と昭和産業株式会社(東京都千代田区、新妻一彦社長)は、2021年9月に開始した、明治の倉敷工場(岡山県倉敷市)~埼玉県の明治倉庫(埼玉県春日部市)間でのオートフロアコンテナを活用した鉄道による物流モーダルシフトの復路で、昭和産業の商品を輸送する取り組みを2023年2月より実施する。

同取り組みにより、復路に積み荷がない状況を改善することで、物流の効率化を推進するとともに、昭和産業の当該復路に関わる
CO2排出量を年間20t削減(削減率70%)することにも貢献するという。

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オートフロアコンテナとは、荷台の床を電動でスライドさせるための装置で、荷物を荷室の入口に積み、床ごと奥にスライドさせることで荷室の奥まで荷物を移動できることから、積み降ろし時に荷室内で作業を行うことなく、荷室の奥までの積み込みが可能。
作業時間を短縮し、業務の効率化を行うとともに、作業者の業務負担の軽減にもつながるとしている。

物流業界では、トラックドライバーの時間外労働に対する規制が
2024年4月から強化される「2024年問題」や、輸送・配送の待機時間などによるドライバーの長時間労働、運転手の平均年齢も高齢化がすすんでいることなど、効率化の取り組みは社会的な課題となっている。

明治グループでは、2021年3月に制定した長期環境ビジョンで、
2050年までにサプライチェーン全体で温室効果ガス排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」の達成を⽬指しているという。