【ニュース】 大和ハウス工業とフジタ、エアシャワーと室内コーティングを組み合せた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発、2023年1月1日より販売を開始 大阪府大阪市

2022.12.28
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)と株式会社フジタ(東京都渋谷区、奥村洋治社長)は、エアシャワーと室内コーティングを組み合せた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発した。
フジタグループ会社の藤田商事株式会社(東京都文京区、道井美一社長)が2023年1月1日より販売を開始する。

日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会の「2021年版アレルギー性鼻炎ガイド」によると、推定される全国の花粉症有病率は、
1998年の19.6%から2019年には42.5%まで増加。
個人の対策だけでなく、ホテルや商業施設などでも、快適な空気環境を整備することが重要となっており、大和ハウスグループが携わる施設でもその対応が求められているという。

こうした中、大和ハウス工業とフジタは今回、花粉などを除去するエアシャワーとアレル物質の不活化効果がある吸着性光触媒コーティングを組み合せ、同商品を開発。
同商品は、ホテルや商業施設などのエントランスやエレベーターホールに設置することを想定した設備で、花粉が衣服に付着する原因となる静電気を除去することで、弱い風でも衣服に付着した花粉などを取り除くことが可能としている。
また、エアシャワーで吹き飛ばした花粉などは、壁や床に施した光触媒コーティングによって不活化、空気の清浄化も図るという。

開発にあたっては、花粉のアレル物質の作用を最大99.4%低減することを確認したコーティング材を採用。
ホテルへの導入検証では88%の満足度が得られたほか、奈良県立医科大学との共同研究ではストレス値の低下も確認したという。

「リフレッシュエアルーム」の発売日は2023年1月1日。
販売地域は全国(一部地域を除く)。
販売価格はエアシャワーが税込198万円(運搬・搬入設置工事費等除く)、吸着性光触媒コーティングが㎡あたり1,920円~。
サイズ(エアシャワー)は縦800mm、横1,300mm、高さ2,100mm。
導入対象はホテル・商業施設・事務所など。