【ニュース】 葉⼭町と応用地質、⼟砂災害から住⺠を守る新たな防災システムの構築を目指す実証実験を開始 神奈川県葉山町

2022.11.16
神奈川県葉⼭町(⼭梨崇仁町長)と応用地質株式会社(東京都千代⽥区、成⽥賢社長)はこのほど、⼟砂災害から住⺠を守る新たな防災システムの構築を目指す実証実験を開始した。

同実証実験は、2022年8月4⽇に締結した官⺠連携協定に基づくもの。
今回は、葉山町立図書館裏の土砂災害警戒のレッドゾーンに区域指定されている斜面で、崖崩れの早期検知を目的とした傾斜センサを合計4台設置した。

当該エリアは、崖崩れの恐れがあるとともに、樹木が大径化・傾倒し、倒木や崩落などの危険性もあるという。
今回設置した観測システムにより、斜面変動とともに倒木の兆候の検知もあわせて試みる。

同町と同社は、今回の官⺠連携の取組みを通じ、過去に同町内で発⽣した災害履歴や当時の降⾬データを使用することで斜⾯変動と降⾬の関係を分析、住⺠の適切な避難⾏動につなげるための新しい基準や最適な周知方法の確立等を目指す。