【ニュース】 三菱地所など5社、三菱地所グループの管理マンション居住者を対象にオンライン健康相談プログラム提供の共同実証実験を開始 東京都千代田区

2022.09.13
PHC株式会社、株式会社メディロム、三菱地所株式会社、株式会社Confie、TaqTik Health Inc.の5社は9月12日、オンライン健康相談プログラム提供の共同実証実験を開始した。

同実証実験は、マンション居住者のバイタルデータを日々計測し、自宅から受けられるオンライン健康相談の有効性を検証するもの。
近年、新型コロナウイルス感染症の拡大による受診控えが健康上のリスクを高めており、また一方で予防医療が推進されている中、ウェアラブルデバイスを通じた通知と、自宅からでも医師と健康相談できるコミュニケーションの仕組みを通じ、人々のより良い健康管理を目指すという。

今回の実証実験では、三菱地所グループ管理マンションの居住者を対象にメディロムの24時間365日充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet(マザーブレスレット)」を貸与し、心拍や総消費カロリー等のバイタルデータを計測。
バイタルデータの解析はTaqTik Healthが行い、通常と異なる状態が続いた際に通知を送信する。
通知を受信し、健康相談を希望する居住者は、PHCが提供する電子カルテ「きりんカルテ」のサービスを通じて健康相談を申し込む。
その後、PHCが提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を使用し、Confieの登録医師によるオンライン健康相談を自宅から受けることができるという。
同実証実験で取得したデータから健康状態の変化を分析し、プログラムの有効性や、マンション居住者の健康相談に対するニーズなどを検証、将来的な事業化の検討に向けた住宅ヘルスケアサービスの構築に活用するとしている。

実証実験の実施期間は2022年9月12日~2022年12月11日。
実施場所は東京都内三菱地所グループの管理マンション7物件。
対象は「ザ・パークハウス」居住者(18世帯)。