【ニュース】 大和ハウス工業とJR貨物、北海道最大の物流施設となるマルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」を竣工 北海道札幌市

2022.06.01
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)と日本貨物鉄道株式会社(東京都渋谷区、真貝康一社長)は5月31日、北海道最大(大和ハウス工業調べ)の物流施設となるマルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」(札幌市白石区)を竣工した。

両社は2020年7月、JR貨物の「札幌貨物ターミナル駅」構内(札幌市白石区)で同施設を着工。
貨物取扱量で北海道最大の貨物駅である同駅構内に立地しているため、鉄道コンテナを利用し、全国各地へよりスムーズな輸送が可能だという。
同施設と「札幌貨物ターミナル」駅を結ぶ車両専用連絡通路も設けた。
また、雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしや通行ができるよう、1・2階に「中車路」や「屋内スロープ」、「屋内トラックバース」を設けるなど、施設内の作業効率を高めることも可能な物流施設だとしている。

また、両社と大和物流株式会社(大阪市西区、木下健治社長)・株式会社フレームワークス(東京都港区、秋葉淳一社長)・株式会社Hacobu(東京都港区、佐々木太郎社長)の5社は、日本全国の持続可能な物流網の構築を目指す「協働プロジェクト」を同施設より推進。
同プロジェクトでは、2024年問題(「自動車運転の業務」に対し、年間の時間外労働時間の制限が施行されることにより発生する諸問題)をはじめ、カーボンニュートラルやSDGsの実現、物流を取り巻く様々な課題解決に向け、5社のリソースやノウハウ、テクノロジーを最大限に活かした物流ソリューションを共同で企画・検討・提案するとしている。

「DPL札幌レールゲート」の所在地は札幌市白石区流通センター3丁目227-172他、交通は道央自動車道「大谷地」ICより約1km。
敷地面積は5万348㎡、延床面積は8万6,276㎡、賃貸面積は7万
3,073㎡。
最大12テナント、1区画約5,400㎡から入居可能。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造・耐震構造、地上3階建て。
総投資額は約150億円。