【ニュース】 東急不動産とエクシオグループ、ソーラーシェアを中心とした再生可能エネルギーの実証施設「リエネソーラーファーム東松山」を建設 埼玉県東松山市

2022.04.28
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、岡田正志社長)とエクシオグループ株式会社(東京都渋谷区、舩橋哲也社長)は、ソーラーシェア(営農型発電)を中心とした再生可能エネルギーの実証施設「リエネソーラーファーム東松山」(埼玉県東松山市)を建設する。

ソーラーシェアは、太陽光発電施設を設置した地面を農地として活用するもの。
土地を有効活用できることで注目を集めている。
東急不動産は、ソーラーシェア発電所近隣に地域共生型再エネ施設を開業、ソーラーシェアの普及を目指すという。

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両社は、効率的なソーラーシェア発電所の開発・運営、最適な発電量を確保する為の検証や作物生育データ収集・分析を通じ、収穫高や栽培品質に影響の少ない営農実証など様々な取組みを協業し、ノウハウ獲得することで、今後のソーラーシェア事業拡大と食料・農業課題解決の実現を目指す。

また東急不動産は、同発電所で営農者とも協力、近隣の人々をはじめ、行政機関・発電事業に関わるメーカー・電気の需要事業者等とも協力し、発電事業の発展に向けた技術検証、農業のEV化に向けた効率化検証、作物の日照影響検証・作物のブランド化と食品加工、その場で食べられる施設開発、電気の利活用方法等、様々な実証を継続して行う。

合わせて、発電所近隣には、実際に作物の収穫体験や発電所の見学説明、実証成果や地域との発電所開発プロセス、電気の活用方法などを幅広く理解してもらうための展示など、多様な使い方が出来る地域共生型再エネ施設の開業を予定。
同施設は、環境に特に配慮し、既存建物をリノベーションし、リエネソーラーファームと併せた参加型実証施設となるよう計画を進めているという。

「リエネソーラーファーム東松山 太陽光発電所」の所在地は埼玉県東松山市上野本1077-1外9筆。
発電出力はDC:378.78kW、AC:249kW。
稼働開始時期は2022年12月(予定)。
営農者は個人、営農作物は米・人参・ブルーベリー・枝豆等、営農の開始時期は2022年6月(予定)。