【ニュース】 積水化学工業、賃貸集合住宅「Letoit AZ『ZEH-M』モデル」を首都圏・中部・近畿エリアで発売、「電力シェアスタイル」で入居者・オーナー双方にメリット 東京都港区

2022.04.19
積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(東京都港区、神吉利幸プレジデント)は、セキスイハイムのファミリー向け賃貸集合住宅のZEH対応を強化した「Letoit AZ(レトア エーゼット)『ZEH-M』モデル」を、2022年4月22日より首都圏・中部・近畿エリア(多雪地域を除く)で発売する。

「Letoit AZ『ZEH-M』モデル」では、これまで取り組んできた賃貸集合住宅のZEH対応をさらに強化し、環境貢献と入居者・オーナー双方のメリット拡大を図ることにより、最高ランクとなる
「ZEH-M」の普及を促進。
政府が掲げる「2030年以降の新築住宅でZEH水準の確保」に向け、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献するとしている。

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同商品では、戸建住宅で培った大容量の太陽光発電システム搭載可能なフラット屋根を採用。
ファミリー向けの2階建て集合住宅で、1住戸あたり約3kWの太陽光発電システム容量を確保する。
この太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの創出に加え、高効率機器等による省エネ効果により、共用部を含む住棟全体の基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量の削減が見込まれ、ZEH-Mシリーズ4区分の中で最高ランクとなる「ZEH-M」を実現するという。

発電したクリーンな電力は、入居者が使用し光熱費削減に寄与する一方で、余剰電力の売電収入はオーナーが享受する「電力シェアスタイル」を採用。
これにより、これまで一般的だった「入居者還元型」「オーナー還元型」いずれでもなく、入居者・オーナー双方にメリットが生まれるとしている。
特にオーナーにとっては投資負担が軽減されるため、賃貸集合住宅でのZEH普及の課題の一つとされていたオーナーの動機付けを促すほか、電気自動車の充電コンセントを備えることで、太陽光発電システムからの充電も可能となり、将来のEV社会にも対応するという。

販売目標は300棟(2022年度、首都圏・中部・近畿エリア)。