【ニュース】 西九州させぼ地域商社、飲食店など事業者を対象に「平戸いのしし」の卸販売サイト「猪商」を開設 長崎県平戸市

2022.02.09
西九州させぼ広域都市圏の観光や特産品などの創造・販売を手掛ける西九州させぼ地域商社(長崎県佐世保市、森永博昭代表)は、平戸市・佐世保市・松浦市で捕獲された野生のイノシシを飲食店など事業者が購入できるWEBサイト「平戸いのしし 猪商(しししょう
)」を2月8日に開設した。

「平戸いのしし」とは、旧平戸藩領内(平戸市・松浦市・佐世保市
)で有害鳥獣として捕獲された野生のイノシシを美味しく、安全に、衛生的に処理した猪肉の名称。
旧平戸藩領内の自然豊かな野山を駆け巡り、どんぐりを食べナチュラルに育ったイノシシで、脂肪の少ないなめらかな肉質と、最高レベルの風味や柔らかさを実現、牛や豚よりもヘルシーで、栄養豊富なオーガニックミートだとしている。

02091100

旧平戸藩領内では、脂肪分の少ない、良質でヘルシーな猪肉を世の中に送り出すことで、増え続けている鳥獣被害の解決の一端を担っていきたいという思いから、2017年に食肉処理だけでなく、製品加工まで行う総合加工センター「平戸ファクトリー」(長崎県平戸市)を開設。

これまでは、首都圏のジビエレストランと、地元の飲食店を中心に業務用として販売してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で提供店舗が営業自粛を余儀なくされ、出荷が滞っていた。
今回、「平戸いのしし」を全国の飲食店など事業者に紹介・販売する同卸サイトを開設することで、平戸ファクトリーだけでなく、イノシシを捕獲する猟師、イノシシの食害に苦しむ農家の一助にもつなげたいという。