【ニュース】 飛騨古川駅東開発など、古川駅東プロジェクトを始動、地元企業・飛騨高山大学(仮称)・地域社会がつながる共創拠点を整備 岐阜県飛騨市

2022.01.21
飛騨古川駅東開発株式会社(岐阜県飛騨市、田端一盛代表)は1月20日、一般社団法人飛驒高山大学設立基金(岐阜県飛騨市、井上博成代表理事)、飛騨高山大学(仮称)学長候補の宮田裕章氏、古川駅東プロジェクトの設計を担当する藤本壮介氏と共に飛騨市内で共同記者会見を実施した。

飛騨古川駅東開発は、2022年春よりJR髙山本線「飛騨古川」駅東口前(岐阜県飛騨市)で地域とつながる共創拠点の整備を開始する。
同事業は、株式会社東洋(岐阜県飛騨市、田端一盛代表)の現有工場が操業から40年余りが過ぎて建て替えが必要になったこと、これを機に駅前の空間をより広く多くの人々に利用してもらえる場所にすることで、同市の活性化や地域の未来づくりへ貢献したいという、地域への強い想いを反映した事業だという。

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敷地面積約2万3,100㎡の中には、地域の人々の「教育」「暮らし」「余暇」を充実させることを目的に、大学の研究拠点や学生寮、全天候型の子どものための遊び場施設や商業スペースなどを建設する予定。
また、広域から訪れる観光客に向け、飛騨の四季折々の自然やアート作品を楽しんでもらえるようなアクティビティを設置、同市への観光客の増加と街の回遊性向上を目指す(2022年1月現在、詳細は変更となる可能性あり)。

同施設のテーマは「共創(Co-Innovation)」を軸にした拠点。
地域に開いたラーニングコモンズ、オープンスタジオ、ベンチャーラボ、学生用研究室、学生寮などを整備、さらにアートをテーマとしたアクティビティを併設することで、広域から多種多様な立場の人々が集まり交差することを促し、新たな地域コミュニティの創出と活性化を目指す。

また、飛騨古川駅東エリアと飛騨高山大学(仮称)の同キャンパス予定地は、同プロジェクトより徒歩約21分(約1.7km)に立地、飛騨市の観光中心部を包み込む配置とした。
両拠点をつなぐように人々のアクティビティを促し、街全体の回遊性を向上させることで、中心部を含めた街全体の体験価値を高めることを目指す。

古川駅東プロジェクトの建物敷地面積は約2万1,300㎡、建築面積は約8,900㎡。
今後は、令和4年度春以降に駐車場関係の移転整備、夏以降に第一期工事の検討を行い、令和5年度4月以降に東洋工場解体・第二期工事開始、令和6年度3月に竣工予定。