【ニュース】 六甲高山植物園、天翔る白鷺(しらさぎ)の如き花「サギソウ」が開花、8月末まで楽しめる見込み 兵庫県神戸市

2021.08.23
六甲山観光株式会社(神戸市灘区、宮西幸治社長、阪神電気鉄道株式会社100%出資)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園は8月20日、羽ばたく鷺(さぎ)の様に咲く白い花「サギソウ」が開花したと発表した。
8月末まで楽しめる見込み。

「サギソウ」は、白く清楚な花を咲かせる日本を代表するランのひとつ。
純白の鳥が羽ばたいているかのような美しい花は、自然界が生み出した芸術として鑑賞客からの人気を集めている。
水辺で涼しげに咲く姿は、厳しい残暑の中で見る人に目から涼を届けてくれるという。

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「サギソウ」(ラン科)は、本州~九州に分布し、低地の日当たりのよい湿地に生育する多年草で、高さは20cm~40cm。
白鷺(しらさぎ)が羽を広げて飛ぶ姿にみえることから、この名がついている。
かつては、各地の湿地によくみられたが、湿地の開発とともに激減し、環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧(NT)に分類されているという。

同園では湿生植物区に六甲山にかつてあった湿地を再現したエリアを設置し、サギソウのほかサワギキョウやタコノアシなどの六甲山自生植物を展示している。

「六甲高山植物園」の所在地は神戸市灘区六甲山町北六甲4512-
150。
開園期間は11月23日まで、休園日は9月2日・9日。
開園時間は10時~17時(16時30分受付終了)。
入園料は大人(中学生以上)700円、小人(4歳~小学生)350円。